猫に合わせたキャットフードを選ぼう

メインクーン猫用キャットフード

猫の種類に合った餌を選ぶ~メインクーンの場合

あなたの愛猫の種類は何ですか? そして、その猫種に合ったキャットフードを与えていますか?

もし、あなたの愛猫がメインクーンなら、キャットフードの成分表を見て、「穀物使用の有無」、「食物繊維」、「塩分の量」、「脂質の量」、「タウリン」、「DHA」、「EPA」、「グルコサミン」、「コンドロイチン」などの項目をチェックしてください。

猫という動物は、各々の種類によって外見や習性が大きく異なりますので、キャットフードも猫種に合わせて選んであげることが重要です。 メインクーンは肥満のリスクが高い猫ですし、体重が増えすぎると健康面で様々な悪影響を及ぼしますので、食生活には細心の注意を払わなければなりません。

それでは、メインクーンの特徴や習性を勉強しながら、何故これらの成分チェックが必要なのかを検証してみましょう。

メインクーンの特徴

メインクーンは、「世界一大きな猫」として知られています。 大きくなると体重が8キロにも達しますが、性質は温厚で人懐っこいので、初心者でも飼育しやすい猫種と言えるでしょう。 しかし体が大きいだけでなく被毛も長いので、餌のチョイスも含めて日頃のケアが大切です。

メインクーンの健康に良いキャットフード

どんな成分をチェックすればいいのでしょうか。

タウリン、DHA、EPA

メインクーンに多いとされている肥大型心筋症は先天性なので予防するのは難しい病気です。 しかし、タウリンや、DHA、EPAは血栓や動脈硬化にも有効な成分なのです。 少しでも心臓疾患のリスクを減らすために、タウリンやDHA、EPAを与えてあげてください。

穀物不使用(グレインフリー)

人間もそうですが、穀物は肥満の大きな原因になっています。 メインクーンはオスで6~8キロ、メスでも4~6キロに達しますので、穀物を使用している餌はなるべく避けるのが好ましいでしょう。

肥満は心臓にも負担をかけますし、肉食動物の猫にとって穀物を含んだ餌はアレルギーの一因にもなります。 また、急激な体重増加は、股関節異形成症の原因にもなりますので、特に去勢手術をした後は、体重のコントロールに細心の注意が必要です。

20%前後の脂質

メインクーンはあまり運動する猫種ではないため、常に肥満のリスクがあります。 一般的に「脂肪分の多い食事は太りやすい」と考えがちですが、良質な脂質は猫にとってエネルギー効率の高い栄養素であり、満腹感を感じやすいので、かえって食べ過ぎを防げます。

また、メインクーンは成長が遅く、3歳~5歳くらいまで成長を続けるので、この間に充分な栄養を与えることによって股関節異形成症の予防にもつながります。 バランスの良い食生活のためには、20%前後の脂質が含まれた餌を推奨します。

塩分控えめ

腎臓病になるリスクが高いメインクーンには、なるべく塩分(リン、ナトリウム)を控えたキャットフードを与えてください。

食物繊維

メインクーンも長毛種ですので、毛球症のリスクがあります。 毛球対策には、食物繊維が含まれた餌を与えるのが良いでしょう。 特にサツマイモやジャガイモには、良質な繊維質がバランスよく含まれているのでオススメです。

キャットフードを購入する際は、原材料に芋類(サツマイモ、ジャガイモ)が含まれているものを選べば安心です。 ただし、「芋たんぱく」や「芋でんぷん」は食物繊維ではありませんので、間違わないようにしてください。

関節ケア成分

メインクーンは重い体を支えるため、普通の猫よりも関節に負担がかかります。 体重が増えてきたり、10歳を超えた猫は、関節のケア成分が含まれたキャットフードを選んであげても良いでしょう。 グルコサミン(軟骨細胞の元となる成分)や、コンドロイチン(軟骨の摩耗による痛みを緩和する成分)をチェックしてください。

メインクーンがかかりやすい病気

メインクーンがかかりやすい病気には色々ありますが、その中で食事によって予防や改善ができる可能性があるものを紹介します。

心臓病(肥大型心筋症)

メインクーンは肥大型心筋症になりやすい猫です。 肥大型心筋症は基本的には遺伝性の疾患で、血栓ができやすく、動脈硬化になってしまうケースもあります。

腎臓病

長毛種に多い病気の「多発性嚢胞腎」は遺伝性なので、予防することは困難です。 しかし、すでに腎臓に疾患のある猫は塩分(リン、ナトリウム)を控えることが重要です。 また、たんぱく質の摂りすぎも腎臓の負担になります。

毛球症

これも毛の長い猫には非常に多い疾患です。 グルーミング(毛づくろい)の際に飲み込んだ体毛が上手く吐き出せず、嘔吐する動作を繰り返したりします。

股関節異形成症

大型の猫に多い病気で、高い所から飛び降りなくなったり、歩き方がおかしくなったら要注意です。 原因は様々ですが、メインクーンの場合は主に遺伝が関係しているといわれていて、他には去勢後の急激な体重増加や、成長時の栄養不足なども要因となっています。

メインクーンは体こそ大きいですが、優しくて繊細な猫です。 健康で長生きしてもらうためには、日頃の食生活に気を配ってあげてください。